縫い合わせ日誌(地蔵まえ4)

《無人駅の芸術祭2021》地元、川根町の妖精たちと 美術作家さとうりさ による協働制作の日誌

今年もありがとうございました!

 

 

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撤収の日。

もう春を通り越して初夏のような強い日差し。

抜里の朝はいつも早い。

 早速、作品「盃と沢蟹」を作った小山さんの撤収が始まっていました。

 

 

 

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 大変だー。と言いつつ、みんなニヤニヤしています。

 

 

 

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え、そこ?

まさかの “第二章” 開幕?

 

 

 

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♪お茶と沢蟹と桜・・・

 

 

 

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 うむ。

馴染んだ。

 

 

このあと沢蟹さんがどうなったのか未確認ですが、抜里のどこかに隠れて眠っていることでしょう。

 

今年の芸術祭は終了しましたがヒデミ・ニシダ作品がパーマネントになりました。

行けばいつでも体験できます。

今は新茶まっさかり、じきに蛍が飛び始めます。

近くを通ることがあったら、ちょっと立ち寄って散歩してみるのはいかがでしょう。

 

私もまたすぐ伺います。

ほぼ親戚だから。

 

 

 

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UNMANNED無人駅の芸術祭2021 は会期を終了いたしました。

見に来てくれた皆様

読んでくれた皆様

ありがとうございました。

行ってみたいな。そう思いつつ、諦めた方も多かったと思います。

そんな方々のために開催風景をまとめた動画を作ってくれています。

こちらを見ながら、次回の開催を楽しみにしていてください。

 

ではまた。

 

さとうりさ

 

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茶畑デビュー

先週末にオープニングを迎えてから、久しぶりのくっきりとした晴天。

ついに我々のバルーン作品が茶畑デビューすることに!

 

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まずは展示会場である防災センターから、バルーン作品と機材を運び出します。

 

全国ケットラ(軽トラ)集会でも、“夜露死苦”的な集会でもありません。

ちょっくら集合がかかるとこうなります。

 連なって茶畑へ。

 

 

 

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あらかじめチェックしていた設置場所にみなさんを案内。

ここに広げちゃって大丈夫か審議してもらいました。

 

「あー?ここは誰の(茶畑)だっけかー?」

「誰だぁ?よっちゃんかねー。」

「よっちゃんかー。いいよー。いいよー。」

 

どうやら問題なさそうです。

よっちゃん、ありがとう! 知らんけど。

 

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発電機の整備も完了済みです。

(発電機を見ると「りさ・キャンペーン」初期時代を思い出して胸が苦しい。汗)

 

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あれ? プロのインストーラーの方かな?

送風口の位置、重りの配置、コードさばき・・・

どれをとっても動きがスムーズ。

私はとくに口出すことも無く、やることも無し。

 ウチの事務所で雇いたいですね。  (事務所無いじゃん)

 

 

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「あ!枝が刺さっから気ぃつけて!」との声も聞こえてきます。

 

 

 

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風が突然強くなるので、杭を打って結びます。

 

 

 

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みなさんの手際に圧倒されるばかり。

 

 

 

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みなさんに良くしてもらって、あんたも幸せな子だよ。

(母、茶葉に隠れて泣く)

 

 

 

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泣いてる場合じゃなかった!ちょうどガイドツアーの方々がやってきました。

 

 

 

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美味そうな後ろ姿。(“みたらし” たいですね)

向こうには「イモムシ」の愛称で人気の3400系が走っています。

さらにその向こうには山桜がうっすら咲いています。

今日もウグイスが元気です。

 

 

せっかくなのでヤングなニューなスタッフに記念写真を撮ってもらいました。

 

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ありがとう!

 

 

無人駅の芸術祭、開催!

無人駅の芸術祭、開けました。おめでとうございます。

6日にはオンラインアーティストトークが行われました。

今年はお会いできていない方が多いので、作品のエピソードが聞ける良い機会でした。

アーカイブUNMANNED無人駅の芸術祭/大井川2021【開幕記念!アーティストトーク】

 

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基本的に室内展示の開場は週末(金、土、日)のみですが、平日に開場する日もあるそうです。

お出かけ前に公式サイトSNS等をチェックしてください。

が、花々が咲き始めウグイスも鳴いています。

平日であれば、散歩がてらの屋外作品鑑賞がおすすめです。

のんびり〜

 

 

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設置!

もう設置の日になってしまいました。

はりきって朝6時台の電車で向かったのですが、大井川鐵道が全線運休の日でした!

代行のバスで抜里へ向かいます。

※芸術祭会期中にも、部分的に代行バスの日があります。電車をご利用の方は事前に大井川鐵道サイトをご確認ください。

 

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代行バス

 

若干遅れ気味で到着。

ありがたいことに、妖精のみなさまは倉庫の荷物の移動を済ませ、

ルーティンであるラップバトル(ダジャレバトル)を始めておりました。

相変わらずの高速ラップで、こちらの頭も冴えてきます。

 

 

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なかでも

「毛がないのに床屋にどうして3,400円」でスタート。

「カミソリを持ったまま手が震えちゃう近所の床屋」の長尺ディスりから、

「ひとみ婆さん  (c)志村けん 」 モノマネへのロングパス、

からの速攻シュート、

「死んじゃったあねえぇーっ」    (ここでウグイス鳴く。本当に)

 

という流れに感服しました。

いいもの聞いたー。

 

  “誰が死んでも、ウグイス鳴いても、しんみりしない”  _φ(・_・      

 

 

では、早速ふくらませてみましょう。

楽しみにしてくれていたようで嬉しいです。

 

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 “ベタ” をおろそかにしない  _φ(・_・

 

 

 

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発電機の調子もチェックします。

会期中、バルーンを茶畑へ持ち出そうという作戦のためです。

天候に左右されるので日時の告知はできませんが、もし出歩いている場面に出くわしたら、声をかけてくださいね。

 

再度、風の影響を体感してみます。ちょっと外へ。

 

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嬉しそう!

 

昨年の夏にやった、小学校でのワークショップでの子供たちを思い出します。

ふふふ。似てる。

 

展示は、この防災センター倉庫内です。

是非お越しください。

 

もう1箇所、抜里駅にも昨年の作品を展示しています。

こちらは数日前に、信頼できる方によって設置とチェックが完了しています。

 

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「うーん、大丈夫っしょ」

 

 

そうですね、そのアイレベル忘れがち。 _φ(・_・

ありがとうございます!

 

 

テスト

ほぼ縫い合わせたところで、抜里へ送りました。

展示予定の場所で膨らませてもらうことに。

いつもの妖精メンバーは小山さんの作品現場で大仕事をされており、今回は大石さんと兒玉さんが担当してくれました。

 

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3人ともビデオ通話にあまり慣れてなくてバタバタ、フガフガ。

私はだいぶ大きな声を出していたらしく、スタジオの外を通る人がびっくりして目が合ったり。

こんにちは!(にっこり)

 

 

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そしてすぐに送り返していただき、バルーンはもう横浜のスタジオに。

配送、お疲れ様です!

 

罠の先生

これも先々週。

どういう話の流れだったか忘れましたが、とくじさんが罠の話をしてくれました。

子供の頃にこの罠をしかけ、雛鳥などの野鳥を獲ったそう。

「こぶち」、「くびっちょ」などという名称で呼ばれるらしいです。

今では禁止されているようですね。 

 

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とくじ教授、絵を描いて解説してくれました。

が、私たちがわかったようなわかんないような顔をしていたからか、

次の週には実際に「くびっちょ」を作っておいてくれました。

 

 

 

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中央にある赤い実が鳥を誘い込むための餌です。

周りには小枝で柵が作られています。

このサイズだと可愛らしいですね。

 

 

 

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でももっと本気(マジ)なときは、太い枝の強いしなりを利用します。

すると、獲物の首を挟む力も強く。。。

ご想像におまかせします。

 

 

 

 

 

 

 

横浜で急ぐ

自分が担当している分、急いで仕上げました。

みなさんにやってもらった分も急いでやっています。

 

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朝陽をあびながら、怖いでしょ。

怖いんですよ、わたし。

ふふ。

 

ふふふふふふふふ。

 

おまえも紙風船にしてやろうか! 

 

(かわゆすー)